相続した不動産が売れない負債だった!3つの事例と対策
相続した不動産が思わぬ「負債」になることがあります。
不動産は資産と思われがちですが、売れない・維持費がかかる・管理が難しいといった問題に直面することも。
今回は、実際に起こった具体的な事例を紹介し、対策についても解説します。
事例1:地方の空き家が売れない
背景 60代のAさんは、親から田舎の一軒家を相続しました。
しかし、その地域は過疎化が進み、不動産市場が停滞していました。
問題点
- 買い手が見つからない
- 固定資産税が毎年かかる
- 管理の手間がかかる
結果
売却を試みたものの、買い手が見つからず、結局、解体費用をかけて更地に。
それでも固定資産税は発生し続け、負担が増すばかり。
対策
- 早めに自治体の空き家バンクや専門業者に相談
- 無料譲渡の選択肢を検討
- 地域のニーズを調べ、活用方法を探る
事例2:共有名義の土地が売却できない
背景 Bさんは、兄弟3人と一緒に親の所有していた土地を相続しました。
しかし、売却の話を進めるうちにトラブルが発生。
問題点
- 兄弟間で意見が合わない
- 1人が売却に反対し、手続きが進まない
- 固定資産税の負担だけが増えていく
結果
結局、話がまとまらず、売却できないまま10年以上が経過。
税金と管理費の負担が重くのしかかる。
対策
- 事前に相続人間で協議し、売却方針を決める
- 共有名義を避け、単独所有に変更する方法を検討
- 遺産分割協議で合意できない場合は調停を活用
事例3:賃貸アパートが赤字物件だった
背景 Cさんは、親が経営していた賃貸アパートを相続。
しかし、築40年以上で老朽化が進み、修繕費がかさむ状況でした。
問題点
- 空室が増え、家賃収入が減少
- 建物の修繕費が高額
- 固定資産税や管理費が利益を上回る
結果
最終的に売却を決意するも、修繕費を理由に買い手がつかず、
結果的に手放すまでに多額の費用を負担することに。
対策
- 収益性を事前に精査し、売却のタイミングを見極める
- 早期売却を検討し、価値が落ちる前に手放す
- 相続放棄の選択肢も考慮
事例4:私道トラブルで売却できない
背景 Dさんは、親が所有していた住宅を相続しましたが、
その家は私道を通らないと道路に出られない「袋地」でした。
問題点
- 私道の所有者が通行を認めず、トラブルに
- 道路に接していないため、再建築不可
- 買い手がつかず、固定資産税の負担だけが増える
結果
結局、私道の使用許可を得る交渉もまとまらず、
売却も難航。放置すると管理責任が発生するため、対策に苦慮。
対策
- 私道の所有者と事前に通行承諾の契約を交わす
- 行政や専門家に相談し、解決策を探る
- 売却が難しい場合は、相続放棄の検討も視野に入れる
事例5:未接道で再建築不可の土地
背景 Eさんは、親の所有していた更地を相続しましたが、公道に接しておらず、再建築不可の土地でした。
問題点
- 建物が建てられないため、土地の価値が大幅に低い
- 不動産業者も買い手が見つからないと判断
- 固定資産税だけがかかり続ける
結果
結局、相続後も売却できず、毎年の税金や管理費の負担が続くことに。
対策
- 近隣の土地所有者と交渉し、通路を確保する
- 売却が難しい場合、自治体に寄付や譲渡の相談をする
- 不動産業者と連携し、活用可能な方法を模索
事例6:崖地で活用が難しい
背景 Fさんは、親から山間部の崖地を相続。
しかし、傾斜が急で建築が難しく、買い手がつかない状況でした。
問題点
- 土地の一部が土砂災害警戒区域に指定されている
- 建物を建てるには大規模な造成工事が必要
- 売却や活用が困難
結果
何年も売れずに維持費と固定資産税の負担がかさむばかり。
対策
- 土地の活用方法(駐車場や太陽光発電用地など)を検討
- 行政に相談し、補助金や規制緩和の可能性を探る
- 売却が困難な場合、相続放棄の選択肢を考える
まとめ
相続した不動産が負債になるリスクは決して珍しくありません。
売却できない、管理が難しい、税金負担が重いといった問題を抱える前に、早めの対策が重要です。
弊社では、不動産の売却相談から相続手続き、活用方法の提案、国庫帰属制度の活用支援まで、
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ぜひ一度ご相談ください。専門家が最適な解決策をご提案いたします。